2008年10月 7日 (火)

アンナ・マリコヴァ ピアノリサイタル 2008.10.3

081003_202602
■プログラム
ショパン:マズルカ44-1、41-4、63-2、63-3、ソナタ3番
シューベルト/リスト:ウィーンの夜会第6番
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」よりワルツ96-1
グノー/リスト:歌劇「ファウスト」よりワルツ
■アンコール
2曲 題名わからず

2008年10月3日 名古屋しらかわホール
ピアノ:スタインウェイ

名古屋音楽大学主催のコンサート。
さほどの混雑はなかろうと思ったのが甘かった。
開演5分前に到着したらバルコニー席しかあいておらず、そこからの眺めというのが写真の通り。
ピアノは柵のアミアミにかくれ、やっとほそ~いスキマから顔が見えるという。
「見えない席」って存在するんですね。
外国の劇場で、安い席だとステージ見えないって話を聞いたことがあって、そんなことあるか~?と思ったんだけども、あるんだねぇ。
勉強になりました。

前半ショパンで後半ワルツ責めという、ちょっとおもしろいプログラム。

マリコヴァの演奏は、めちゃうま、技巧安定、華麗、奇をてらわない、オーバーアクションがない、くどくない、来て欲しいときに来る、つぼを押さえている。
理想のピアニストは誰ですかと尋ねられたら、今は「マリコヴァ!」と答えるでしょう。

マズルカはあまり感度がよくないので感想はパス(^^;)。
ソナタ3番はよかった~!
この曲は聴く専門で、それでもそれなりの回数聴いたことがあるのですが、細かいところはよくわかっていなかったらしい。
マリコヴァの演奏は、楽譜をめくるようにすごくよく聴き取れて感激。
ツブツブが明確でありながら押し付けがましくない音で、ほんとに上手いな~!というのが素直な感想です。
クライマックスはスターマインのあとにしだれ柳って感じで最高でしたハート達(複数ハート)

後半のワルツも楽しかったです。
ラヴェルだけは長くて眠くなった。。。
プロコは面白かった。これはCDを探そう。
最後のグノー/リストはブンチャッチャ、ブンチャッチャって派手なワルツで血沸き肉踊る?おもわず体が動きそうに。

アンコールの曲も面白かった。
1曲目は曲の始まりがクシコスポストの冒頭にソックリで、ユーモラスな曲でした。
2曲目は広いアルペジオの中に旋律が聞こえる美しい曲でした。

会場は大いに沸き、マリコヴァ先生、聴衆に投げキッスを送っていましたキスマーク

次に来日したときもぜひ聴きたいです。

大学の客員教授の演奏会だからなのか、アンコール曲の貼り出しもなく、CD即売会もありませんでした。
欲しいものがあったのでちょっと残念。

座席については最初にも書きましたが、私の前に座っていた小学生が実に落ち着きがなくて(飽きて聴いていられないんだと思う)さらに途中でボールペンをカチャカチャやりだしたのには参りました。
でも小柄な子だったので、大人がデン、と座っているよりも視界は良かったでしょう。
バルコニー席は今後も避けると思いますが、今回、席がどうでも、いい演奏はいい演奏なんだなということもわかりました。

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2008年10月 1日 (水)

ピアノ練習帳 10/1

■バッハ・インベンション11番を「根性で」早く仕上げようと試行錯誤中。
もう、1ヶ月以上同じ曲を弾くのはイヤだ! ←心の叫び
あ、これはインベンションとかツェルニー限定の話。
11番、短調の中では好きなほうです。
ちょいとミステリアスな響きがあって、コーダの絡み合いもカッコイイ。

■併走しておりますモーツァルトのハ短調ソナタ第一楽章、やや進歩があり、問題点続出(笑)。
途中で長調になると、うんざりするほど弾きにくい。
親指と小指が黒鍵に乗ってることが多くなるからだと思われ。
久々にスケールの練習をしてしまった。
あと、装飾音は弾かなくてもいいですか。
プロの録音を聴くと、5連符を4連符にとか、はしょってたりする。
この曲、iTunesで買った音源が一番気に入っているんだけど(演奏:カルメン・ピアッチーニ)弦をつま弾く音がするんだよねぇ。
どうしたらああいう音を出せるんだろう。
あと、脱力脱力脱力!
気づくと硬直している右手。

■愛するブラームス・インテルメッツォ。
先生から出された課題は
「弾かないで歌ってきてください。」
というもの。
ピアニスト・ルイ・レーリンクさんも、歌詞をつけて歌うことを薦めていらした。
とりあえずラララ~で。ときどきルルル~。
PTNAのHPでレーリンクさんの演奏ビデオをみられるんですが、とてもすてき。
このように弾きたい。くりかえし視聴しています。
私が指使いを覚えたウィーン原典版では、左手の音を右手でフォローする箇所がいくつかあります。
それはそれで弾きやすいのですが、右手親指でデリケートな音を出せるのか?という問題、またフレーズを考えたとき、左手で弾いたほうがいいと気づき、ヘンレ版を見て修正中。
ついちゃったクセを直すのはスンナリとはいきません。
あっ、弾かないでって言われてたんだっけ。
ららら~、るるる~。

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2008年9月21日 (日)

バッハの練習方法

やっと終わったインベンション9番。実に長かった。

なんで弾けるようになるまで、こんなに時間がかかってしまうのだろう?
そりゃ絶対的な所要時間ってのもあるだろうけど、納得いかん。
練習方法を見直すべきじゃなかろうか?

と思いまして、何人かの方に相談したところ、共通して言われたのが

「いきなり片手ずつやってたらいつまでたっても仕上がらない」

ということでした。
曲の構造をつかまないまま、片手練習をミッチリやったところで、あわせてみたら何がなにやら(図星 笑)、二声になったときの響きをわからないまま弾いてたって、そりゃ覚えられないよ、と。

じゃ、どうするか。
ゆっくりでもいいからとにかく両手で弾く。難しかったら和声で進める。細かい音は捨てて大事な音だけ拾ってもよい。
CDを聴いておくのもよい。絶対そのほうが楽。

先生につく前は、いきなり両手で弾き始めてどれも物にならない、ということを繰り返していました。
その反省から、片手練習を割と真面目にやっているのです。
『のだめカンタービレ』にもバッハは一声一声さらう、という話が出てきますね。

でも曲のイメージがないままにこの方法をとっても、ダラダラと時間がすぎるばかりなんですねぇ。

しかも真面目心その2として、曲は知らないままチャレンジしよう!なんて思っちゃったもんだからさあ大変(笑)。

インベンションは番号順にやってるんですが、なぜか10番を一番先に習いました。
よって9番が終わると11番へススム。
ぺらっとページをめくったら、これまたフーガだかカノンだかワカンネーけど、難儀しそうな楽譜で。。。

CD聴いて覚えちゃお。
両手でいきなりやってみよ。
なんでもアリで、早く進むようにやってみます。

***

いまシフのCDで11番を聴きました。絶望的な気分になりました(笑)

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2008年9月19日 (金)

コブリン@兵庫県立芸術文化センター大ホール9/18

■プログラム
ハイドン:ソナタHob.16/21
ベートーヴェン:ソナタテンペスト
ショパン:バラード3番
ショパン:ソナタ3番
■アンコール
ショパン:即興曲1番
ラフマニノフ:楽興の時5番、4番、op.32-12

え~、まず見た目は一昨日と一切変わりなく(笑)
ややヒゲが薄いような気がしたのは気のせいでしょうか。

何がビックリって2000人のホールがほぼ満杯だったこと。

「なぜ毎年ここで弾くのか、、、謎は、秋にまた、明かされる。」

これは兵庫県立芸術文化センターのチラシに書かれている名コピーですが、なぜ毎年ここで弾くかよりも、なんでこんなにお客さんが来るのかのほうが謎です。
値段が安い(A席2000円)のもあるけど、それだけでは人は集まらないと思うんですよね。
阪神地区に音楽愛好家がドッサリいるから?プログラムがいいから?それとも彼が人気者だから(笑)?

ピアノの聴こえ方で印象が随分違ってしまうなあ、というのが最初に思ったこと。

東京はなぜかピアノの音がいまひとつで。。。
わたしだけ?(byだいたひかる)

昨日はピアノがとても美しく聴こえ(席は前から3列目・ピアニストの斜め後ろ)、最初のハイドンからスッと引き込まれてしまいました。
音色マジックは恐ろしい。。。。

でもでもでも!
私にとってはあの美音こそがコブリンの象徴であり、シコシコとコンサートに足を運ぶのもあの音を浴びたいからなのです。
それがないと、チキンラーメンはあるけどお湯がない、みたいな感じなのです。

不思議なテンペスト(一つ前の日記参照)は、2日前とはうってかわってミスが激減し、音楽を純粋に楽しめました。

が、不可解なことがひとつ。
東京でも西宮でも、キッチリと同じ箇所を、同じようにはずしたんです。
しかもかなり目立~つところを。

わりあいと最初のほうに出てくる、左手の「ターン、タ、タ、ターン」が繰り返されて盛り上がるところがありますね、その「ミー、ソド#ミ」の「ド#ミ」が必ずこけるんですよ。
リピートしてもまたはずす。

すごくつまらない指摘をしてるようですが、けっしてミスをあげつらうのが目的ではありませぬ(強調)。
なんでこんなに大事なところを???というのが納得いかないんですよ。

同行した義姉にその点をたずねてみました。
彼女の意見は
「あの弾き方はリスキーですよねぇ。間違えないように、と思えば、もっと安全な弾き方があるはずなんです。こう弾きたい!という強い意志があるから、音はずしの危険を冒しても弾き方にこだわったんじゃないかな。一音一音のリズムを際立たせてますよね。」
ということでした。
左手はよく見えなかったのですが、何やってたんだろう(笑)。

みたところ、テンペストでは引っかき奏法を駆使してました。
さらに、音を緻密に制御・抑制しようとしているのが見てとれました。
なんか動きが変(笑)。
もんのすごく、こだわってる。
ドラマチックな曲でも、ラフマニノフ弾くときは、もっとのびのびやってるというか、弾き方がかなり違ってると思います。
う~ん、ベートーヴェンがラフマニノフになってしまわないように、いろんな装置をつけてるようにも思えてきた。。。

いずれにせよ、かなり込み入ったことをやってたとおもわれます。
やっぱり東京では不調ぎみだったと私は思ってるんですが、そうなるとコントロールが甘くなり音抜けが頻発したんじゃないだろうか。

ショパンはひたすらきれいでした。芸術品。
ソナタ3番は「ここでガツンとくるのが定番だが、肩透かしで来るだろう」「ここは糸引くようにネットリくるだろう」という予想がかなり的中し、笑ってしまいました(笑っちゃいかんよ)。

ブラボーや黄色い歓声がいっぱい飛んでました。ここはアメリカか?
本人もかなり満足そうで、笑顔も今まで見た中でMAX。
ああ、東京、西宮、両方行ってよかった、と心から思いました。

もうひとつビックリしたのが、CDがバカ売れしてたことです。
あれは完売したのではないだろうか。
義母がショパンのCDを買ったので「おか~さま、代わりにサイン会に並んでさしあげますわ♪」と強奪して(笑)サインをもらいました!
サイン会は長蛇の列、でも始まったらはえーのなんの、流れ作業ね(笑)。
握手してもらっちゃった~♪
前からやりたかった、右手で握手し左手で包む、をやっちゃいました~(バカ)
でも左手のツメをコブ兄の手の甲に突き刺してしまった。。。
ごめんなさいっ!謝ったけども。
大事な手に申し訳ないことをしてしまいました。

コブリン氏、写真撮影にもとことん応じていました。
あたしゃそれを遠くからながめていたんですが、義母に
「アナタッ、せっかくのチャンスなのに遠慮してちゃだめじゃないのっ!前のほうにどんどん行くのよっ!」
とけしかけられてしまいました(笑)
う~ん、でも写真に一緒に収まってもねぇ、なんか空しいし。。。
写真ならとっておきのが1枚あるからいいの♪ツーショットじゃないけど。
わたし、欲が深いんです。
それより姿を脳に焼き付けるほうがいいッス。

というわけで、サイン&撮影会の終了を見届けて帰ってきました。
最終の新幹線と夜行列車を乗り継ぎ、家に着いたのは午前1時40分。
思っていたほどしんどくなかった。
これで西宮からの帰りルートも確立したことだし(!)来年もドンとこい、ですよ。

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2008年9月18日 (木)

コブリン@浜離宮朝日ホール2008

■プログラム
ハイドン:ソナタHob.16/21
ベートーヴェン:ソナタテンペスト
ラフマニノフ:楽興の時
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲
■アンコール
ショパン:即興曲1番(okuさんありがとうございます)
ラフマニノフ:op.32-12
ショパン:幻想即興曲

まず、見た目は昨年と一切変化なし。
汗拭き用に白いデカタオル持参なのも同じ。
ドロボウ髭と七三分けもそのまま。
黒スーツにタートルシャツもデジャブ。

ハイドンはコソコソッと(なんか表現悪いな 笑)ささやくような繊細な音で弾く。
ほとんど左足をペダルに乗せてたようだった。
お砂糖でできたレース模様みたい。
しかし、知らないハイドンは一度じゃ全然覚えないな(笑)。

ベートーヴェンのテンペスト。これがですね。。。
無視できないほどのミスタッチと音抜けでビックリ。
音色も含めて荒い印象で、なぜなぜなぜ???
かつて彼はガラガラ崩れることが珍しくなかったようだが(ショパコン2次予選しかり、浜コン3次予選しかり)最近はそういうウワサをとんと耳にしなくなった、と思っていたのに。
久々に来ちゃったのか。
解釈も実験的だと思った。
たぶんどのホールでも同じように弾いてるはずなので、もう一度西宮でジックリ聴いて確かめたい、と思った。

ラフマニノフはさすが、という感じ。
ただ、私の好きな「鍵盤にピタピタくっつく感じのいやらしい(笑)タッチ」によるクリアな音に今回はなかなか出会えない。
座席もだいたい例年通りだし、聞こえ方が違うとも思えない。
ピアノのせいなのか、ピアニストのせいなのか、私のせいなのか。

疲れてるのかな、と。
家庭がうまく行ってないとか(冗談です)。

最後のコレルリバリエーションが始まったとたん
「ああ、これこれ!!!」
と思った。
ようやく待ちこがれていた音がやってきた。
上品なキラッキラと低音爆弾落とし。そしてうねり。。。

アンコールはどれも良かった。
幻想即興曲は2~3回目だけど、いっつも感心するのが、ほとんど腕が動かないこと(笑)。
コソコソーッと。カサカサーッと。
ラフマ前奏曲は久々に聴いた。
やっぱり弾き込んでいるだけあって、輝きが違う。

個人的感想をまとめると、全体的にコブリンにしては荒い感じがしてしまったのと、自分の期待するものをうまく感じとれなかったために消化不良ぎみ。
西宮の公演に期待。。。

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2008年9月16日 (火)

愛の旅路

9月16日に東京、18日に西宮で、アレクサンダー・コブリンのピアノリサイタルがあります。

わたしゃ追っかけのように思われていますが、同じプログラムであれば1ヶ所でヨシにします。
そりゃ、できるなら世界中ついて回りたいぐらいですが。
ことしは東京ではラフマニノフ、西宮ではショパン、とプログラムが異なっているので、しゃーないなー(笑)、両方行くことにしました。

東京へ行くのは4回目ぐらいでしょうか。
慣れたもので、どの新幹線に乗れば何時ごろ家に着くかもわかっています。

で、西宮。こっちは数年前、昼間の公演に1度行ったきりで、夜の公演は初めてです。

東京より西宮のほうが遠いのは知ってました。
浜松着の新幹線も、上りのほうが早くなくなるというのもウッスラ記憶にあったんですけども。
マァその日のうちには帰れるだろうと多寡をくくっておりました。

時刻表を調べてみると、夜8時半ごろ西宮北口の駅を出ないと、新幹線の最終に間に合わない、ということが判明!
8時半って、まさにショパンを演奏している最中ですがな。
コレ聴かずに帰ったら、何しに西宮へ来たのかわかりゃしません!

しかぁし翌朝小学生を学校へ送り出す義務がありますゆえ、何が何でも帰宅せねばなりません。
(子はおばあちゃんちに泊めてもらい、翌朝迎えにいく)
どうにか帰る手段はないかと必死で乗り継ぎ検索。

結果、名古屋で在来線に乗り換えて、深夜1時すぎに浜松に到着できることがわかりました。

じゃが、そこまでなんですな。
最寄り駅までいけず、浜松駅で放り出されてしまうんですな(笑)。

仕方ない、そこからはタクシーで帰るしかありません。

なんてもったいないっ!!!

つい

 『同じプログラムなら2ヶ所に行かなくて済んだのに』

と思ってしまったのは、愛が薄くなったからなのでしょうか。

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2008年9月 5日 (金)

地元の星

小林えりさんのピアノリサイタルに行ってきました。

■プログラム

ドビュッシー 映像第1巻
ショパン ソナタ2番

マルタン 8つの前奏曲より7、8番
プロコフィエフ ソナタ2番

■会場 浜松かじまちヤマハ

小林さん、年も違うし面識もありませんが、同じ町内で生まれ育った、正真正銘の同郷人デス。

3年前に一度聞かせていただいたことがあります。

母校主催の音コン入賞記念コンサートだったと思いますが、気の毒なぐらい緊張なさっていて、おそらく本領発揮できなかったのではないか、という印象でした。

今日のコンサートは、"ピアニスト小林えり"の魅力を存分に堪能することができました。

知的で硬派なピアノ。

個人的な好みを申し上げると、プロコとドビュッシーが特によく、マルタンもよかった。

丁寧だが推進力もあり、芯のある、よく練られた演奏。

プロのコンサートでした。

ドレスのウエストなんてこーんなに(どーんなだよ 笑)細いのに、前腕や小指の付け根の筋肉はモリモリ(笑)。

表情はクールでカッコイイ♪

まったくの想像だけども、心にもないことはできない、ある意味不器用なタイプなのではないかしらん。

そこら辺がなんとなーく、昆布吉君とダブりました。

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2008年8月30日 (土)

害虫天国

大阪行きの間、実家にハムスター、インコ、カメ、植木鉢×3を預けました。
いつも快く面倒をみてくれる母に感謝です。

ハムスターとインコは、割とデリケートなので、戻ってきてすぐ引き取りに行きました。
カメと植木鉢は少々放っておいてもどうってことないので、一週間おくれで昨日引き取りにいったのですが。

預けたものがどうなっていても文句はいわない(ましてや無断放置してるんだし)というのを信条にしておるワタクシですが、インパチェンスの鉢を見て笑ってしまいました。
小指ほどもあるイモムシ君が2匹、うまそうに葉っぱを食べており、ほぼはげ山状態。
黒くて太い強そうなやつ。
せっかくなのでひっぺがして、そっと砂利の上に置いてきました。
じーっとしていましたが、やがて母のインパチェンスめがけて移動したことであろう(悪)。
家に帰ってもう一度鉢を点検すると、レベル2、3ぐらいのやつがまだ3匹残ってやした。
調べたところ、でっかいガの幼虫のようでした。
即退治。ふうう。

虫といえばサクラだよね桜

悪い予感がしてサクラの木を見上げてたら、葉っぱにあきらかに葉脈とは違うスジスジが。
何かの幼虫が幼稚園作ってました泣き顔
ええ、そりゃ桜の木に虫は付き物と知っております。
でもこの5年のあいだ、ウチの桜に虫が大発生したことはなかったんです。
ぐるっと木を点検したところ、ギョエー!
保育園、幼稚園、小学校、中学校、ケムンパスがあっちこっちで糸引きまくっていました(気絶)。

ひさびさにおぞましい物をみてしまった。
しかし「キャー毛虫!」と叫んだところで、桃太郎侍が出てきて退治してくれるわけでなし。

どげんかせんといかん。

長年庭木の害虫と戦ってきた母の言葉を思い出す。
「虫には今年のキンチョール!」 ←新鮮さが大切らしい

速攻キンチョールを買いに行き、長袖、めがね、ボウシ、マスク、軍手、完全防備して毛虫コロニーめがけてシューシュー吹きつけました。
激しくもがくケムンパスども。
シュー!シュー!

噴射をやめて静かになった庭に、力尽きた虫が次々と落下する音が響きます。
雨でもないのに、ポトポトと。

うぇぇぇぇ、ぎぼぢわりぃ~~。

さきのインパチェンス、この花は生命力が強いみたいで、一日立ったらもう葉っぱや花が増えていましたチューリップ

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2008年8月25日 (月)

夏のクラクション

気がつけば更新が滞ること1ヶ月以上。

おひさしぶりでございます。

基本的に暑さで死んでました。

ここ数日秋を思わせる涼しさで、キンモクセイの幻臭がしたくらい。

ようやく生き返ってきましたけど、明日からまた暑いんですってね。

この夏、ラジオで稲垣潤一の音楽を耳にすることが多かったです。

サザンやチューブのように、夏といえば稲垣潤一なのだろうか???

実は、私にとっての夏歌は稲垣潤一なんですねぇ。

『夏のクラクション』。

昔からこの曲が好きで、聞くたびに泣きそうになります。

別にこの曲に自分を重ねるとか、そういうのは一切ないんですが、ギターの前奏が始まると、もう夏も終わりね、と、ちょっと空を仰ぎたくなる気分になるのです。

独身のとき、昼休みになると海岸まで車を飛ばして、海をながめていました。

と書くとカッコいいですが、その実態は、軽自動車で海岸端まで行き、ひとりで自作弁当を食べていたという、色気もへったくれもない話でございます。

そのときによくかけていたのが稲垣潤一のカセット(古)でした。

稲垣潤一を聞くと、ふわふわとした当時の心境とか、漠然と明るい未来とか、白っぽい海の景色とか、そんなものを思い出します。

今でもやろうとおもえば同じことができるんですが、孤独でなくなったためか、そういうことはしなくなりました。

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2008年7月21日 (月)

マーリンキィ・サーシャ

アレクサンドル・ルビャンツェフのコンサートに行ってきました。
会場の夢・汎ホール(浜松)は小さな音楽堂で、お客様は90名近くいらっしゃったと思います。ほぼ満席。

プログラム
ハイドン ソナタ変ホ長調(62番)
ショパン バラード4番
スクリャービン ソナタ5番
リスト パガニーニ大練習曲6番
アンコール
月の光、熊蜂の飛行、サンデー(ルビアンツェフ作曲)

扉の向こうにルビャンツェフ君が控えているんだよなぁ。。。
開演を待つ時間は、そんなわけないのに「ホンマに演奏者来てるのか?」というギワクがホヨホヨと湧いてまいります。

最初に主催者の方から曲の説明がありました。
正確な表現は忘れてしまったのだけど『スクリャービンは”いっちゃってる”などといわれるが、演奏する人も”いっちゃってる”のでちょうどいい』みたいなことをおっしゃってました。
2003年に浜松コンクールを受けに来ていた彼は16歳で「マリンキ(小さい)・サーシャ」と呼ばれていたそうです。
「しかし彼は『ボリショイ・サーシャ』となって日本に戻ってきてくれました!」
ボリショイって大きいって意味なのか。
ボリショイ・サーカスは大サーカス?

チャイコン中継ではステージ映えするピアニストだと思ったし、大きく見えていましたが、ご本人は意外にも小柄でした。
日本の華奢な高校生ぐらい。
そして顔ちっちゃい!
とっさに両腕をつかまれた宇宙人の図を思い出してしまいました。
さらに「フグの帽子かぶせたらロシア版さかなクンだ…」と。
(ファンの方、ごめん)

笑顔であいさつするとまずはハイドン。
決して急がない、落ち着いた演奏。
とても丁寧に弾いていたと思います。
この曲はコブリンの演奏(NHKで放送された)が脳にインプットされているためか、もう少し快活さ、洒落た感じがあったほうが好きですね。

次のショパンはいろんな感情が渦巻いた、素敵な演奏でした。
テーマが繰り返されるたびに、カボチャが煮えていくように、ツヤと味が増していきました。
コーダではおいしく煮崩れて、カパッとお皿にあけられて終わりました。
チャイコンで感じた彼の魅力が、いかんなく発揮された一曲でした。

スクリャービンは主催者の方がおっしゃるとおり、よくはまっていたと思います。
ステージ向かって右手の席だったので、表情がよく見えたんです。
シューベルトの歌曲「魔王」は魔王、子供、父親という3人を歌い分けますが、サーシャは顔で演じ分けてました。
曲そのものは変拍子とか神秘和音の効果で不思議な感じはしても、ドロドロしてないと私は思うんだけど、サーシャの顔は悪魔化していました。
こわいくらい。
取りつかれてはハッと我に返る。
たまに甘美な表情を浮かべるけどすぐに消えて、8割方悪魔になってました(笑)。
これはすごく面白かったですねぇ。
私はこの曲が好きだし、ここまで悪魔なイメージはなかったので、目ぇつぶって聞いてたら自分の持つイメージそのままあて嵌めてたと思うんです。
黄金バットの笑い声が聞こえてきそうでした(古すぎ)。

最後のリストはド派手な曲。
手元みえませんでしたが、かなりすごいことになってたと思います。
確かな技術の持ち主であることを印象付けました。

演奏後にちょっとしたインタビュータイムがありました。
そこで「曲も作るんだ」という話がでて、それじゃぜひ弾いてもらいましょう!パチパチパチ!というわけで、『サンデー』という曲を披露してくれたんですよ。
ロシア民謡をおもわせる旋律、哀愁を帯びたいい曲でした。

全部で一時間半ぐらいでしたか、楽しいひと時を過ごすことができ、ルビャンツェフ君に感謝です。
しかし、ルビ君はどんなピアニスト?と尋ねられたら、どう答えていいのか???と考え込んでしまいました。
特徴があるようでいて、実はよくわからない。
私の頭にピアニスト・ルビャンツェフの像がハッキリと結ぶのは、もう少し先でしょうか。

記念にサインをいただきました。
(T女史に感謝)
彼は左利きでした。
間近でみるとますます華奢で、体当たりしたらポキッと折れそう・・・
う~ん、やっぱりマリンキ・サーシャってほうがイメージ合ってる。
しかしチャイコンの大ステージであれだけ映えるのだから、なんと不思議なことよ。

「スパシーバ!サーシャ」

と書いてあるみたいです。
おとといからロシア語をじーっっとながめていた成果が、思わぬところで出ました。

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