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2008年4月

2008年4月28日 (月)

ただいま練習中

ソウルのピアノコンクールでゴルラッチ君が2位を取りました。パチパチパチ!

そりゃ1等賞ならもっとよかったけど、よろしいんじゃないでしょうか。

コンチェルトのベートーヴェン皇帝を聴いて、ゴルちんのピアノにますます磨きがかかっていることがわかって、あたしゃ満足です。

話変わりまして、ここしばらくスクリャービンのソナタ3番が気になっていて、昨日から練習を始めました。

ムリな曲に挑戦しても得るものは少ないと考えて、ここ2年くらいでしょうかね、いわゆる難曲には手を出していませんでした。

久々にと冒険してみたくなったんです。

スクリャービンは手が大きくなかったらしいですね。

ということは、手が小さいのは弾けない理由にならんわけです。

それをいったらショパンの曲もそうですわね。

義姉が「ショパンは努力すると弾けるようになってるんですよ、弾けないのは訓練が足らんということなんです」とイヤそうに申しておりました。

ラフマニノフなんかは、なんとなく努力でカバーしきれない部分がありそうです。

スクリャービンはどうなんでしょうね?

全音のスクリャービン練習曲集は星4つですけど、本当か~?

スクリャービンさん、分散和音が広すぎです。そしてわかりにくすぎです。

ワタクシと同門の中学生に、手なんてほんと小さいのに、アルペジオをどんな早く弾いても絶対はずさない子がいるのですって。

しょっちゅう黒鍵から滑り落ちてる私からすると、うらやまクヤシイお話なんでございます。

「運動神経の問題だと思う」と先生がおっしゃってました。

記憶力も運動神経もよくない人間はどうすりゃいいんでしょうねぇ、ダンナ。

最初の8小節が全然弾けるようになりません(笑)。

たとえ最初の8小節が弾けるようになっても、次の8小節を覚えたら忘れますね、たぶん。

ソナタ3番は「結婚生活の危機」の曲なんだそうです。

茶碗やお皿がパリーン、パリーンと割れていくさまを思い浮かべてしまいます。

すごく発想が貧困(笑)。それは危機っていうより、犬も食わないケンカだよ。

どこまでシリアスに迫れるのか、いやになって放り出すほうが早いのか。

少しねばってみます。

1月初めから練習を始めたシューベルトの即興曲op.142-3は、やっと第5変奏に突入し、最終変奏も間もなく開始といったところです。

長くやっている割にはイヤになってません。珍しいです。

バッハインヴェンションは6番をやっています。

この曲は好きです。一番好きかもしれない。トリルがないところが最高。

左右互い違いにすすむので楽譜を追いやすいのもナイス。

弦楽をイメージしやすいところもよい。

早い段階で絵がみえてると、スムースにいく率が高いような気がする。

レッスンでやってる曲じゃないけど、ブラームスのop.118-2、デシャルム氏の演奏からヒントをいくつかもらいました。

実践してみるといい感じ。

私が言いたかったことはこれかも、と思いました。

なかなか形にならないけれども、発見し続ける喜びがある曲です。

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2008年4月21日 (月)

鈴木弘尚・ピアノリサイタル

コンサートのハシゴはつらいぜ、ヒーヒー。

デシャルム氏のコンサートが終わったのが15時35分。

そこからエッサホイサと楽器博物館2Fにある音楽工房ホールまで移動。

見えてるんだけど~(チャチャチャ)、離れてるのさ~♪急げ~!

弘尚さんの開演は16時。

ダブルヘッダー組のお客さんも多いのではないかと踏んだのですが、そうでもありませんでした。

それぞれにお客様が大勢いらしていました。

こちらではなぜか子供のお客さんをほとんどみかけませんでした。

どんなコンサートでも必ずお子さんをみかけるので、珍しいと思いました。

日曜の夕方という時間帯のせいかもしれません。

それはさておき。

プログラム
 バッハ:トッカータBWV914
 一柳慧:想像の風景
 ショパン:幻想ポロネーズ
 リスト:ダンテを読んで
 徳山美奈子:ムジカ・ナラ~ピアノのために~
 フランク:プレリュード、コラールとフーガ
 ラフマニノフ:リラの花
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 ジェフスキ:ウィンズボロ紡績工場のブルース

アンコール
 ラフマニノフ:op.32-5
 ヴォロドス編:トルコマーチ
 不明(弟さんの曲?)

バッハが始まってすぐに思いました。

「訴えてくるものが圧倒的だ!」

弘尚さんのコンサートは2年ぶりぐらいでしょうか、久しぶりだったのです。

一層迫力を増した、成熟したピアニストがそこにいらっしゃいました。

それはもう、めちゃくちゃかっこよかったです。

泥だんごをべちゃっと投げつけられるような(たとえがひどすぎる)、重みをもった玉がやってくるんです。

心の泥エステですよ。

会場の大きさもピアノの響きもちょうどよくて、そう、以前トロップさんのラフマニノフを聞いたのもここだった!あれは実に感動的だった…

現代曲がちりばめられたプログラムで、変化があって面白かったです。

一柳「想像の風景」は音の響きが美しかった。

ピアノコンクール見学に通ってよかったことのひとつに、現代曲を受け入れる耳を持てたことがあります。

かきおろしの課題曲を、覚えてしまうほど聞かされますからねぇ。

ムジカ・ナラはジェットコースターのようでした。

ビートがきいていて、疾走感があり、せんとくんが踊りくるっている図が浮かびました(笑)。

(コンサート後の質問タイムで、この曲を選んだ理由について『あの鹿の角がついたキャラが気に入っていたので』と答えていらっしゃいました。)

フランク・ラフマニノフは、弘尚ワールド全開でございました。

切なく美しい音楽、さまざまな感情がしずくのように、ぽとっぽとっ、とこぼれ落ちてきます。

もう、これがヤバイんですよ。油断すると泣かされるんですよ。

美しいものをみせてくれる演奏家はたくさんいるけれど、このように内側にえぐりこんでくる演奏家はそんなにはいないように思います。

ウィンズボロ紡績工場のブルース、同じ日にこんな珍しい曲を2度も聴くことなんてあるのかしらん。

2時間前にデシャルム氏の演奏を聴いてきたばかりです。

おもしろかったのは、デシャルム氏が無機質に徹していたのに対し、弘尚さんの演奏は最初から最後まで「音階をもった曲」として聴こえてきたということ。

昆布吉先生もそうなんですが、おさえてもおさえても、気持ちが出てしまう、みたいな感じがあるのではないかしらん。

私が勝手にそう感じるだけなんだけど。

幻想ポロネーズも2度聴きました。

デシャルム氏はドラマチックな展開はせず、サラッとした感触をキープしているよう。

一方弘尚さんはしっとりした感触で、もっとまとわりついてくるというか。

(実感に近い言葉を探すと、ヒドイ表現になってくるなぁ…)

ダンテソナタは大迫力で、シビアかつ男性らしい演奏でした。

いかにもリストだなあと感じるオクターブ攻め、音量も大きいですし、ビッグウェーブがザッパーン…波にのまれそうでした。

あっという間の2時間、ぎっしりと詰まったコンサートでした。

曲間にちょこちょこ曲の解説や近況などを話してくださり、コンサート後には「弘尚氏に質問しよう」コーナーがあり、お客様からの質問に丁寧に答えていらっしゃいました。

コンサート等に足を運ばれたことのある方はご存じと思いますが、弘尚さんのお話は語彙豊かで、わかりやすく、内容も興味深くおもしろいのです。

しかも聞き上手でいらっしゃる。

今年から音大で教鞭をとられるとのこと。

弘尚先生とディープな音楽談義ができる生徒さんがうらやましいですわ。

浜松の大学でも講師をしてくださいませんか(^_^;)。

聴講しに行きます。

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2008年4月20日 (日)

ロマン・デシャルム・ピアノリサイタル

浜松かじまちヤマハでデシャルムさんのリサイタルがありました。

演目
 シューベルト:ソナタ D.784
 ショパン:幻想ポロネーズ
 スクリアビン:悪魔的詩曲op.36
 ブラームス:六つの小品op.118
 ラヴェル:夜のガスパール

アンコール
 ジェフスキ:ウィンズボロ紡績工場のブルース
 クシコスポスト風の曲(題わからず)

デシャルムさんについてはこちらをご覧ください。

お肌のつやがよく、ニコニコとして、好感のもてる男子です。

絶品だったのは、オンディーヌ、スカルボ、ウィンズボロ紡績工場のブルース。

夜のガスパールの中でも絞首台だけはクモもムカデもいない感じで気味悪さが薄く、なぜか、暑くてだるい夏の午後を思い浮かべてしまいました。

オンディーヌは水しぶきが見えました。物語が聞こえました。

スカルボは気持ちわるくてすごくよかった(笑)。

「皮肉」という言葉が頭に浮かびました。

この方はすごく雑に分類するとアレッサンドロ・タヴェルナさんみたいなタイプね。

ウィンズボロ紡績工場のブルースという曲は、前半がガシャガシャと機械が動いている音でできています。

私は紡績工場は知らないけど、機織工場は見たことあるんです。

ガッチャンガッチャン、まさにこの曲のような大きな音がしていました。

デシャルムさんの演奏は本当に工場の中にいるみたいでした。

油で光った歯車や巨大なアームが目の前に迫るよう。超リアル。

タヴェルナ氏のリゲティ「悪魔の階段」を聞いた時のショックと近いものがありました。

無機質で規則正しく迫るものの怖さとでもいいましょうか。

デシャルム氏のピアノの音はマットな感じで端整。

幻想ポロネーズやシューベルトは「うまいな~」とは思ったけど、正直あまり心が動かなかったですね。

ブラームスは3曲目から寝てしまいました。。。

演歌的要素がない。

いや、なくてもいいんですけど。

たぶん考え方の軸が自分とは違うところにあるんだと思う。

育ちの違いを実感するというか。

いい・悪いの話ではありません。

なんかね~、本物の外国人を見た気がしました。

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2008年4月 6日 (日)

第7回浜松国際ピアノコンクール

コンクール友の会から、2009年のコンクール開催が決定した旨のDMが届きました。

日程を写しておきますね。

・第一次予選 2009年11月8日(日)~12日(木)

・第二次予選 2009年11月13日(金)~15日(日)

・第三次予選 2009年11月17日(火)~18日(水)

・本選 2009年11月21日(土)~22日(日)

・入賞者披露演奏会 2009年11月23日(月)

今度の4月20日に、第5回入賞者でいらっしゃる鈴木弘尚さん、ロマン・デシャルムさんのリサイタルが浜松であります。

そう、ハシゴするんです。

ダブルヘッダーはきついよな~、どうしようかな~と思ったんですが、ロマン君のプログラムがめっさめさツボで、はずせなくなりました。

シューベルトD.784 とブラームスop.118、フランス人の弾く夜のガスパールがどうしても聴きたい。

弘尚さんのプログラムは、たいへんバラエティに富んでいます。

ラフマニノフが2曲で、あとはすべて違う作曲家のものです。

第6回の課題曲だったムジカ・ナラもお弾きになるんですよ。

ジェフスキ「ウィンズボロ紡績工場のブルース」は、たぶん浜コンドキュメンタリーにチラと映っていた、先のロマン君が弾いていた曲ではないかと。

偶然でしょうか、お二人ともに演奏なさるのがショパンの幻想ポロネーズです。

盛りだくさんな一日になりそうで、たいへんに楽しみです。

体調をしっかり整え、若いお二人のエキスをしゃぶりつくしてきたいと思います(下品)。

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2008年4月 1日 (火)

火力発電所見学

火力発電所を見学してきました。

電力会社がアゴアシ付きで小学生とその親を連れて行ってくれるという、親にとってはなんともありがたいイベントです。

観光バスに全く面識のない親子連れが約20組。

案内役の電力会社のお兄さんに

「おはようございま~す!!!」

と元気にいわれましても、返事がボソボソ…となるのは仕方ないと思うんですよ。

「元気がありませんね~、早朝だからかな?もう一度あいさつしましょう、おはようございま~す!!!」

わたしゃ以前からライブ等、ステージの進行役がハナからお客にハイテンションを求めるのが不思議で不思議でなりません。

そんなアータ、ちびまる子ちゃんに登場する山田君じゃあるまいし、いきなりノリノリ(死語)なわけないじゃん。

テンションあがるかどうかはお前さんの腕次第じゃないか、と思うわけですよ。

なのに反応鈍いお客が悪いかのように扱うのは間違っとる!と声を大にして言いたい。

電力会社のお兄さんを見ていて、どうやらお客さんの反応が鈍いと、しゃべっている人はいたたまれない気持ちになるらしい…ということがわかりました。

「私もサラリーマンなので、会社からやれといわれたことはやらなくてはなりません」

とか言ってた(笑)。

帰りの車中でも

「映画を流そうと思いますが何がいいですか?ファインディングニモがいい方、手を上げてください…アラジンがいい方…ではピーターパンがいい方…、、、はい、それでは0対0対1でピーターパンをおかけします。」

見学疲れもあり、このようにローテンションだったのですが、ピーターパンが始まるとあらフシギ、小学生たちはテレビに釘付けになり、あちこちから笑いが起き、子ガモも本日一番のおめめキラキラ度でもって画面をみつめていました。

火力発電所はピーターパンに負けました(笑)。

それはちょっとウソで、火力発電所もおもしろかったです。

巨大・広大。

火力発電とは燃料をもやして湯を沸かし、発生する蒸気の力で発電機を回すものである、ということを教わりました。

ええ、知らんかったです。

火力発電所が海辺に建っているのは、冷却水が大量に必要だからだそう。

原発も同じ理由で海辺にあるんでしょうねぇ。

豊橋駅に到着する1分前に映画がちょうど終わりまして、みなさん笑顔で解散しました。

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