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2008年9月

2008年9月21日 (日)

バッハの練習方法

やっと終わったインベンション9番。実に長かった。

なんで弾けるようになるまで、こんなに時間がかかってしまうのだろう?
そりゃ絶対的な所要時間ってのもあるだろうけど、納得いかん。
練習方法を見直すべきじゃなかろうか?

と思いまして、何人かの方に相談したところ、共通して言われたのが

「いきなり片手ずつやってたらいつまでたっても仕上がらない」

ということでした。
曲の構造をつかまないまま、片手練習をミッチリやったところで、あわせてみたら何がなにやら(図星 笑)、二声になったときの響きをわからないまま弾いてたって、そりゃ覚えられないよ、と。

じゃ、どうするか。
ゆっくりでもいいからとにかく両手で弾く。難しかったら和声で進める。細かい音は捨てて大事な音だけ拾ってもよい。
CDを聴いておくのもよい。絶対そのほうが楽。

先生につく前は、いきなり両手で弾き始めてどれも物にならない、ということを繰り返していました。
その反省から、片手練習を割と真面目にやっているのです。
『のだめカンタービレ』にもバッハは一声一声さらう、という話が出てきますね。

でも曲のイメージがないままにこの方法をとっても、ダラダラと時間がすぎるばかりなんですねぇ。

しかも真面目心その2として、曲は知らないままチャレンジしよう!なんて思っちゃったもんだからさあ大変(笑)。

インベンションは番号順にやってるんですが、なぜか10番を一番先に習いました。
よって9番が終わると11番へススム。
ぺらっとページをめくったら、これまたフーガだかカノンだかワカンネーけど、難儀しそうな楽譜で。。。

CD聴いて覚えちゃお。
両手でいきなりやってみよ。
なんでもアリで、早く進むようにやってみます。

***

いまシフのCDで11番を聴きました。絶望的な気分になりました(笑)

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2008年9月19日 (金)

コブリン@兵庫県立芸術文化センター大ホール9/18

■プログラム
ハイドン:ソナタHob.16/21
ベートーヴェン:ソナタテンペスト
ショパン:バラード3番
ショパン:ソナタ3番
■アンコール
ショパン:即興曲1番
ラフマニノフ:楽興の時5番、4番、op.32-12

え~、まず見た目は一昨日と一切変わりなく(笑)
ややヒゲが薄いような気がしたのは気のせいでしょうか。

何がビックリって2000人のホールがほぼ満杯だったこと。

「なぜ毎年ここで弾くのか、、、謎は、秋にまた、明かされる。」

これは兵庫県立芸術文化センターのチラシに書かれている名コピーですが、なぜ毎年ここで弾くかよりも、なんでこんなにお客さんが来るのかのほうが謎です。
値段が安い(A席2000円)のもあるけど、それだけでは人は集まらないと思うんですよね。
阪神地区に音楽愛好家がドッサリいるから?プログラムがいいから?それとも彼が人気者だから(笑)?

ピアノの聴こえ方で印象が随分違ってしまうなあ、というのが最初に思ったこと。

東京はなぜかピアノの音がいまひとつで。。。
わたしだけ?(byだいたひかる)

昨日はピアノがとても美しく聴こえ(席は前から3列目・ピアニストの斜め後ろ)、最初のハイドンからスッと引き込まれてしまいました。
音色マジックは恐ろしい。。。。

でもでもでも!
私にとってはあの美音こそがコブリンの象徴であり、シコシコとコンサートに足を運ぶのもあの音を浴びたいからなのです。
それがないと、チキンラーメンはあるけどお湯がない、みたいな感じなのです。

不思議なテンペスト(一つ前の日記参照)は、2日前とはうってかわってミスが激減し、音楽を純粋に楽しめました。

が、不可解なことがひとつ。
東京でも西宮でも、キッチリと同じ箇所を、同じようにはずしたんです。
しかもかなり目立~つところを。

わりあいと最初のほうに出てくる、左手の「ターン、タ、タ、ターン」が繰り返されて盛り上がるところがありますね、その「ミー、ソド#ミ」の「ド#ミ」が必ずこけるんですよ。
リピートしてもまたはずす。

すごくつまらない指摘をしてるようですが、けっしてミスをあげつらうのが目的ではありませぬ(強調)。
なんでこんなに大事なところを???というのが納得いかないんですよ。

同行した義姉にその点をたずねてみました。
彼女の意見は
「あの弾き方はリスキーですよねぇ。間違えないように、と思えば、もっと安全な弾き方があるはずなんです。こう弾きたい!という強い意志があるから、音はずしの危険を冒しても弾き方にこだわったんじゃないかな。一音一音のリズムを際立たせてますよね。」
ということでした。
左手はよく見えなかったのですが、何やってたんだろう(笑)。

みたところ、テンペストでは引っかき奏法を駆使してました。
さらに、音を緻密に制御・抑制しようとしているのが見てとれました。
なんか動きが変(笑)。
もんのすごく、こだわってる。
ドラマチックな曲でも、ラフマニノフ弾くときは、もっとのびのびやってるというか、弾き方がかなり違ってると思います。
う~ん、ベートーヴェンがラフマニノフになってしまわないように、いろんな装置をつけてるようにも思えてきた。。。

いずれにせよ、かなり込み入ったことをやってたとおもわれます。
やっぱり東京では不調ぎみだったと私は思ってるんですが、そうなるとコントロールが甘くなり音抜けが頻発したんじゃないだろうか。

ショパンはひたすらきれいでした。芸術品。
ソナタ3番は「ここでガツンとくるのが定番だが、肩透かしで来るだろう」「ここは糸引くようにネットリくるだろう」という予想がかなり的中し、笑ってしまいました(笑っちゃいかんよ)。

ブラボーや黄色い歓声がいっぱい飛んでました。ここはアメリカか?
本人もかなり満足そうで、笑顔も今まで見た中でMAX。
ああ、東京、西宮、両方行ってよかった、と心から思いました。

もうひとつビックリしたのが、CDがバカ売れしてたことです。
あれは完売したのではないだろうか。
義母がショパンのCDを買ったので「おか~さま、代わりにサイン会に並んでさしあげますわ♪」と強奪して(笑)サインをもらいました!
サイン会は長蛇の列、でも始まったらはえーのなんの、流れ作業ね(笑)。
握手してもらっちゃった~♪
前からやりたかった、右手で握手し左手で包む、をやっちゃいました~(バカ)
でも左手のツメをコブ兄の手の甲に突き刺してしまった。。。
ごめんなさいっ!謝ったけども。
大事な手に申し訳ないことをしてしまいました。

コブリン氏、写真撮影にもとことん応じていました。
あたしゃそれを遠くからながめていたんですが、義母に
「アナタッ、せっかくのチャンスなのに遠慮してちゃだめじゃないのっ!前のほうにどんどん行くのよっ!」
とけしかけられてしまいました(笑)
う~ん、でも写真に一緒に収まってもねぇ、なんか空しいし。。。
写真ならとっておきのが1枚あるからいいの♪ツーショットじゃないけど。
わたし、欲が深いんです。
それより姿を脳に焼き付けるほうがいいッス。

というわけで、サイン&撮影会の終了を見届けて帰ってきました。
最終の新幹線と夜行列車を乗り継ぎ、家に着いたのは午前1時40分。
思っていたほどしんどくなかった。
これで西宮からの帰りルートも確立したことだし(!)来年もドンとこい、ですよ。

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2008年9月18日 (木)

コブリン@浜離宮朝日ホール2008

■プログラム
ハイドン:ソナタHob.16/21
ベートーヴェン:ソナタテンペスト
ラフマニノフ:楽興の時
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲
■アンコール
ショパン:即興曲1番(okuさんありがとうございます)
ラフマニノフ:op.32-12
ショパン:幻想即興曲

まず、見た目は昨年と一切変化なし。
汗拭き用に白いデカタオル持参なのも同じ。
ドロボウ髭と七三分けもそのまま。
黒スーツにタートルシャツもデジャブ。

ハイドンはコソコソッと(なんか表現悪いな 笑)ささやくような繊細な音で弾く。
ほとんど左足をペダルに乗せてたようだった。
お砂糖でできたレース模様みたい。
しかし、知らないハイドンは一度じゃ全然覚えないな(笑)。

ベートーヴェンのテンペスト。これがですね。。。
無視できないほどのミスタッチと音抜けでビックリ。
音色も含めて荒い印象で、なぜなぜなぜ???
かつて彼はガラガラ崩れることが珍しくなかったようだが(ショパコン2次予選しかり、浜コン3次予選しかり)最近はそういうウワサをとんと耳にしなくなった、と思っていたのに。
久々に来ちゃったのか。
解釈も実験的だと思った。
たぶんどのホールでも同じように弾いてるはずなので、もう一度西宮でジックリ聴いて確かめたい、と思った。

ラフマニノフはさすが、という感じ。
ただ、私の好きな「鍵盤にピタピタくっつく感じのいやらしい(笑)タッチ」によるクリアな音に今回はなかなか出会えない。
座席もだいたい例年通りだし、聞こえ方が違うとも思えない。
ピアノのせいなのか、ピアニストのせいなのか、私のせいなのか。

疲れてるのかな、と。
家庭がうまく行ってないとか(冗談です)。

最後のコレルリバリエーションが始まったとたん
「ああ、これこれ!!!」
と思った。
ようやく待ちこがれていた音がやってきた。
上品なキラッキラと低音爆弾落とし。そしてうねり。。。

アンコールはどれも良かった。
幻想即興曲は2~3回目だけど、いっつも感心するのが、ほとんど腕が動かないこと(笑)。
コソコソーッと。カサカサーッと。
ラフマ前奏曲は久々に聴いた。
やっぱり弾き込んでいるだけあって、輝きが違う。

個人的感想をまとめると、全体的にコブリンにしては荒い感じがしてしまったのと、自分の期待するものをうまく感じとれなかったために消化不良ぎみ。
西宮の公演に期待。。。

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2008年9月16日 (火)

愛の旅路

9月16日に東京、18日に西宮で、アレクサンダー・コブリンのピアノリサイタルがあります。

わたしゃ追っかけのように思われていますが、同じプログラムであれば1ヶ所でヨシにします。
そりゃ、できるなら世界中ついて回りたいぐらいですが。
ことしは東京ではラフマニノフ、西宮ではショパン、とプログラムが異なっているので、しゃーないなー(笑)、両方行くことにしました。

東京へ行くのは4回目ぐらいでしょうか。
慣れたもので、どの新幹線に乗れば何時ごろ家に着くかもわかっています。

で、西宮。こっちは数年前、昼間の公演に1度行ったきりで、夜の公演は初めてです。

東京より西宮のほうが遠いのは知ってました。
浜松着の新幹線も、上りのほうが早くなくなるというのもウッスラ記憶にあったんですけども。
マァその日のうちには帰れるだろうと多寡をくくっておりました。

時刻表を調べてみると、夜8時半ごろ西宮北口の駅を出ないと、新幹線の最終に間に合わない、ということが判明!
8時半って、まさにショパンを演奏している最中ですがな。
コレ聴かずに帰ったら、何しに西宮へ来たのかわかりゃしません!

しかぁし翌朝小学生を学校へ送り出す義務がありますゆえ、何が何でも帰宅せねばなりません。
(子はおばあちゃんちに泊めてもらい、翌朝迎えにいく)
どうにか帰る手段はないかと必死で乗り継ぎ検索。

結果、名古屋で在来線に乗り換えて、深夜1時すぎに浜松に到着できることがわかりました。

じゃが、そこまでなんですな。
最寄り駅までいけず、浜松駅で放り出されてしまうんですな(笑)。

仕方ない、そこからはタクシーで帰るしかありません。

なんてもったいないっ!!!

つい

 『同じプログラムなら2ヶ所に行かなくて済んだのに』

と思ってしまったのは、愛が薄くなったからなのでしょうか。

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2008年9月 5日 (金)

地元の星

小林えりさんのピアノリサイタルに行ってきました。

■プログラム

ドビュッシー 映像第1巻
ショパン ソナタ2番

マルタン 8つの前奏曲より7、8番
プロコフィエフ ソナタ2番

■会場 浜松かじまちヤマハ

小林さん、年も違うし面識もありませんが、同じ町内で生まれ育った、正真正銘の同郷人デス。

3年前に一度聞かせていただいたことがあります。

母校主催の音コン入賞記念コンサートだったと思いますが、気の毒なぐらい緊張なさっていて、おそらく本領発揮できなかったのではないか、という印象でした。

今日のコンサートは、"ピアニスト小林えり"の魅力を存分に堪能することができました。

知的で硬派なピアノ。

個人的な好みを申し上げると、プロコとドビュッシーが特によく、マルタンもよかった。

丁寧だが推進力もあり、芯のある、よく練られた演奏。

プロのコンサートでした。

ドレスのウエストなんてこーんなに(どーんなだよ 笑)細いのに、前腕や小指の付け根の筋肉はモリモリ(笑)。

表情はクールでカッコイイ♪

まったくの想像だけども、心にもないことはできない、ある意味不器用なタイプなのではないかしらん。

そこら辺がなんとなーく、昆布吉君とダブりました。

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