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2008年10月

2008年10月26日 (日)

レイフ・オヴェ・アンスネス@静岡

会場:静岡音楽館AOI
ピアノ:スタインウェイ
■プログラム
ベートーヴェンソナタ13番、14番「月光」
ドビュッシー前奏曲より
 霧
 野を渡る風
 アナカプリの丘
 雪の上の足あと
 ビーノの門
 西風の見たもの
 ヒースの草むら
 さえぎられたセレナード
 エジプトの壷
 オンディーヌ
 月の光がそそぐ謁見のテラス
■アンコール
D.スカルラッティ:ソナタ 嬰ハ短調 
F.シューベルト:ソナタ第19番 ハ短調 D.958 第4楽章

アンスネスさん、体育会系・マッチョ系のお体とお見受けいたしました。
フィットした服がお好きなのでしょうか。
この日のお召し物は黒っぽいスーツにノーネクタイ。
演奏中の太ももや背中の張り具合を見ていたら、ケンドー・コバヤシの「カーディガンピチ夫」を思い出してしまいましたw。

アンスネスさんは、きっと前向きで幸せな生き方をしている方なんじゃないかしら。
育ちもよさそうな気がする。
深刻ぶらず、もっともらしい顔もせず。
とっても楽しそうで、きのこが胞子飛ばすように、幸せ胞子が飛んでくる感じ。
『ああ、ロシア人と違う…』と思いました(笑)。

弾き方はいたってノーマル、小細工ナシのストレート。
技巧面の不安が全然なくて、曲が曲としてすうっと聴き手に入ってくる。
これってあるようでなかなかないことだと思います。
すごいテクニシャンだと思うのだけど、目をそちらにやらせない。

リズム感がめちゃくちゃよくて、端正かつグルービー。
なので、聴いていて気持ちいいんですよね。
月光の第2楽章が印象深かったです。
リズム命な曲だったんだね~、目からうろこ。
昨年は展覧会の絵を弾かれたんですね。
聴きたかったなー。絶対いいと思う。
シューマンなんかもよさそう。

後半のドビュッシー、聴いたことのない感じのドビュッシーでした。
ドビュッシーっていうと、ちょっとひねりがあって、ん?って引っかかるトゲがあって、という印象が個人的にあるのですが。
アンスネスのは健全な肉体に健全な精神が宿っているドビュッシー。
底意地わるくないドビュッシー。
ひねくれてないドビュッシー(笑)。
やや身も蓋もない感じもしたのですが、これまで自分の思い込みで曲のイメージを限定していたのかも…とも思いました。

アンコールではシューベルトがよかったです。
他の公演で演奏する曲だったらしく、得した気分です♪

客席にあいさつするときの笑顔がポスターと一緒でした(笑)。
出入りも颯爽としていて、さわやかだわ~。

演奏会後、サイン会に並びました!
シューベルトのソナタが4曲入ったCDを購入。
CD裏に隠れていた"お茶目なポールダンス写真"にサインしていただきましたよ。
アンスネスさん、ご自身の写真見て「ハハハ」って明るくウケておられました。

待っている間に、アンスネスファンのKさんがジャケ写について、これは好き、でもこれはちょっと…、と語っておられるのを見、自分がコブリンの写真を細かくあーだこーだ言ってる姿とダブっておかしかったです(笑)。

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2008年10月16日 (木)

ルイサダ&モディリアーニ弦楽四重奏団@名古屋(2008.10.7)

初ルイサダ!

マリコヴァに続き名古屋、一週間のうちに二度も名古屋。
プログラムに惹かれて発作的にチケットを買ったコンサート。

■プログラム
ブラームス:ピアノ五重奏
シューベルト:ソナタD537、即興曲op.90-4
シューベルト:ピアノ五重奏「ます」

プログラムでは前半シューベルト・後半ブラームスだったのに、いきなりブラームスから始まったのでビックリ。

このブラームスのピアノ五重奏は、むかしポリーニ盤をカセットテープに録音して聴き倒しました。
おそらくケチって45分テープの表裏に入れてたと思うんですよ。
バランスよく収めることができず、第2楽章のクライマックスで曲がブチッと切れてA面が終わり、ひっくり返して続きを聴く…てなことを繰り返したせいでで、20年経った今でも、例のポイントが近づくと「もうすぐA面が終わる!」って心の片隅で叫ぶヤツがおり(笑)曲がブツッと切れるんです。
こういうのって染み付いて取れないんですねぇ。

生演奏だと分業の具合がわかっておもしろいですね~。
ここは2ndが弾いて1stに移るのか~とか。
編成はバイオリン2丁、ヴィオラ、チェロ、ピアノ。

あらためて聴くと、この曲、髪の毛がびっしり生えてるみたいに重たい。
第1楽章が相当で「長いな~」と思ってしまった。
好きなんだけども。
ノリのいい第3楽章はいいですねぇ。
チェロのお兄さんがピッツィカートがんばっておられました。
第一バイオリンがねぇ、、、時々「えっ?」て音を出すんですよ。
私の耳がヘンなのかもしれないけど、どうもそんな気がするのよ。
高い音を鳴らし切らなかったり、引っかけた「ギィッ」って音がしたり、いつもじゃないけどヒステリックな響きだったり。
ギギッて音がすることはあると思うんだけど、必ずしも不快な音ではないと思うんですよね。

モディリアーニ弦楽四重奏団は、みたところ若いお兄さんばかり。
ルイサダ先生の好みなのかしら。

そのルイサダ先生は顔を真っ赤にして演奏なさってました。
か細い人かと思ってたら、むしろメタボ。
イスをかなり低くして、長い腕を伸ばして弾くのがポリーニと似ていた。
譜めくらーさんはピアニストの居福健太郎さんでした。
彼はルイサダ門下生なのかしら?それとも先生の好みなのかしら?(笑)

それにしても、アンサンブル、上手いですね。。。
アホみたいなコメントですが。。。

休憩をはさんでルイサダのソロ。
このシューベルトのソナタも好きで、なかでも幸せな第2楽章が大好き。
ルイサダの演奏は楽しげでとてもよかったです。
彼のピアノの音は、硬めに炊いたコシヒカリのようです。
麺ならアルデンテ。
ペダルで結構ボヨヨ~ンと和声を響かせて、その上にアルデンテの粒を載せて行く。
急がず、たっぷりと弾いており、個性的でした。
いろんなタイプのピアニストがいるんだな~。
でもね、実に計画的に演奏してるっていうか、緻密な設計図が見える感じがした。
さだまさしの歌みたいっていうか。
ちょっとのめり込みにくいものを感じてしまった。

最後はシューベルトの「ます」。
徹頭徹尾明るい曲で、さらさら流れるピアノも美しく。
こちらはピアノ、バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成。
ルイサダさんって楽譜みてるとき以外はほとんど笑顔なのね。
あの容貌とあいまって、とてもいい雰囲気を醸し出してらっしゃいました。
お客様がみな笑顔になってしまうようなオーラをお持ちだと思います。

残念ながらアンコールは聴かずに帰ってきました。
それでもホールを出たのが9時20分ころ。
さすが新幹線は速い。
1時間半後には家に着いていました。

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2008年10月 7日 (火)

アンナ・マリコヴァ ピアノリサイタル 2008.10.3

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■プログラム
ショパン:マズルカ44-1、41-4、63-2、63-3、ソナタ3番
シューベルト/リスト:ウィーンの夜会第6番
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」よりワルツ96-1
グノー/リスト:歌劇「ファウスト」よりワルツ
■アンコール
ショスタコーヴィチ:人形たちの踊りよりポルカ
バッハ/シロティ:プレリュード

2008年10月3日 名古屋しらかわホール
ピアノ:スタインウェイ

名古屋音楽大学主催のコンサート。
さほどの混雑はなかろうと思ったのが甘かった。
開演5分前に到着したらバルコニー席しかあいておらず、そこからの眺めというのが写真の通り。
ピアノは柵のアミアミにかくれ、やっとほそ~いスキマから顔が見えるという。
「見えない席」って存在するんですね。
外国の劇場で、安い席だとステージ見えないって話を聞いたことがあって、そんなことあるか~?と思ったんだけども、あるんだねぇ。
勉強になりました。

前半ショパンで後半ワルツ責めという、ちょっとおもしろいプログラム。

マリコヴァの演奏は、めちゃうま、技巧安定、華麗、奇をてらわない、オーバーアクションがない、くどくない、来て欲しいときに来る、つぼを押さえている。
理想のピアニストは誰ですかと尋ねられたら、今は「マリコヴァ!」と答えるでしょう。

マズルカはあまり感度がよくないので感想はパス(^^;)。
ソナタ3番はよかった~!
この曲は聴く専門で、それでもそれなりの回数聴いたことがあるのですが、細かいところはよくわかっていなかったらしい。
マリコヴァの演奏は、楽譜をめくるようにすごくよく聴き取れて感激。
ツブツブが明確でありながら押し付けがましくない音で、ほんとに上手いな~!というのが素直な感想です。
クライマックスはスターマインのあとにしだれ柳って感じで最高でしたハート達(複数ハート)

後半のワルツも楽しかったです。
ラヴェルだけは長くて眠くなった。。。
プロコは面白かった。これはCDを探そう。
最後のグノー/リストはブンチャッチャ、ブンチャッチャって派手なワルツで血沸き肉踊る?おもわず体が動きそうに。

アンコールの曲も面白かった。
1曲目は曲の始まりがクシコスポストの冒頭にソックリで、ユーモラスな曲でした。
2曲目は広いアルペジオの中に旋律が聞こえる美しい曲でした。

会場は大いに沸き、マリコヴァ先生、聴衆に投げキッスを送っていましたキスマーク

次に来日したときもぜひ聴きたいです。

大学の客員教授の演奏会だからなのか、アンコール曲の貼り出しもなく、CD即売会もありませんでした。
欲しいものがあったのでちょっと残念。

座席については最初にも書きましたが、私の前に座っていた小学生が実に落ち着きがなくて(飽きて聴いていられないんだと思う)さらに途中でボールペンをカチャカチャやりだしたのには参りました。
でも小柄な子だったので、大人がデン、と座っているよりも視界は良かったでしょう。
バルコニー席は今後も避けると思いますが、今回、席がどうでも、いい演奏はいい演奏なんだなということもわかりました。

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2008年10月 1日 (水)

ピアノ練習帳 10/1

■バッハ・インベンション11番を「根性で」早く仕上げようと試行錯誤中。
もう、1ヶ月以上同じ曲を弾くのはイヤだ! ←心の叫び
あ、これはインベンションとかツェルニー限定の話。
11番、短調の中では好きなほうです。
ちょいとミステリアスな響きがあって、コーダの絡み合いもカッコイイ。

■併走しておりますモーツァルトのハ短調ソナタ第一楽章、やや進歩があり、問題点続出(笑)。
途中で長調になると、うんざりするほど弾きにくい。
親指と小指が黒鍵に乗ってることが多くなるからだと思われ。
久々にスケールの練習をしてしまった。
あと、装飾音は弾かなくてもいいですか。
プロの録音を聴くと、5連符を4連符にとか、はしょってたりする。
この曲、iTunesで買った音源が一番気に入っているんだけど(演奏:カルメン・ピアッチーニ)弦をつま弾く音がするんだよねぇ。
どうしたらああいう音を出せるんだろう。
あと、脱力脱力脱力!
気づくと硬直している右手。

■愛するブラームス・インテルメッツォ。
先生から出された課題は
「弾かないで歌ってきてください。」
というもの。
ピアニスト・ルイ・レーリンクさんも、歌詞をつけて歌うことを薦めていらした。
とりあえずラララ~で。ときどきルルル~。
PTNAのHPでレーリンクさんの演奏ビデオをみられるんですが、とてもすてき。
このように弾きたい。くりかえし視聴しています。
私が指使いを覚えたウィーン原典版では、左手の音を右手でフォローする箇所がいくつかあります。
それはそれで弾きやすいのですが、右手親指でデリケートな音を出せるのか?という問題、またフレーズを考えたとき、左手で弾いたほうがいいと気づき、ヘンレ版を見て修正中。
ついちゃったクセを直すのはスンナリとはいきません。
あっ、弾かないでって言われてたんだっけ。
ららら~、るるる~。

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