コブリン@ソウル芸術の殿堂(2009.3.13)
韓国ではプログラムは有料、1,000ウォン(約70円)なり。
表紙にコブリンの顔が2つみえますが、わかりますか?
韓国・KBSオーケストラ 第627回定期公演
会場:ソウル 芸術の殿堂(ソウルアートセンター)
指揮:クラウス・ペーター・フロール
ピアノ:アレクサンダー・コブリン
プログラム
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番 ハ短調 Op.18
(アンコール シューマン:子供の情景より第1曲)
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74 "悲愴"
ソウルアートセンターは美術館、オペラハウス、コンサートホール等がある複合施設で、とても広くて立派でした。
http://www.sac.or.kr/eng/about/Hall.jsp
ガイドさんいわく、ここは格式が高くて、いかに人気があろうとも、芸術性が高いと認められなければ、上演させてもらえないのだそうです。
韓国でとても人気のある歌手(クラシックではない)が、何度もコンサートをしたいと申し込んでいるのに断られ続けており「それはおかしい」と不満を述べているのだとか。
コンサートホール入り口の看板?です。
中に入ったらいきなりカレーライスの匂いがしました。
カフェがあって、ほんとうにカレーを食べている人がいたのでした。
奥のほうにCDショップがあり、狭いながらもかなりの充実度。
ソン・ヨルンちゃんのCDを記念に買いました。
2枚組みで15,000ウォン(約1,000円)。
ブレハッチ+ドンヒョク+ドンミンというショパコンライヴ盤もありました。
時間があればゆっくりショッピングしたかったのですが、次回の楽しみにとっておきます。
コンサートホール
http://www.sac.or.kr/eng/about/Hall_music.jsp
コンサートのポスター。
私のチケット。1階7列6番。
このホールは2,500人収容で横にも広く、この座席は舞台の出入り口のほぼまん前ぐらい。
日本のピアノリサイタルと違って、夫婦やカップルのお客さんが多かった。
私の両側は50~60代の夫婦でした。
日本でもオーケストラだと男性客が多いかしらね?
あまりよく知らないんだけど。
年齢層は若い人から年配の方までまんべんなくって感じでした。
日本だと着物の人を見かけるけど、民族衣装の人はいなかった気がする。
みなさんきちんとした格好をなさっていました。
コートを着たまま着席する人がほとんどなのがおもしろかった。
公演に先立ち、プログラムおよび演奏者についての解説がありました。
当然ワタクシには内容はわからなかったんですが、
「アレクサンダー、アレクサンダー、アレクサンダー…」
と肝心なところで言いよどんでいたので
「コブリン、だよっ!」
と心の中でつっこんでおきました。
お客さんの入りは1Fほぼ満席、ステージ左右後方8割、2階は空席あり、3階は確認できず。
結果的には当日券狙いでも十分大丈夫だったようです。
オケのメンバーがぽつぽつとあらわれ、最後にコンマス登場。
大拍手。
うやうやしくお辞儀をするコンマス。
ピアノをポ~ンと鳴らしてチューニング。
静まったところで舞台脇の扉が開き、まずコブリン、つづいて指揮者のフロール氏登場!
コブリンは最近の定番ファッション、黒タートルに黒上下+笑顔、フロール氏は黒シャツに燕尾服。
毎度しつこいので今回で書くのをやめますが、お兄さん、くだけてきましたねぇ。
ピクリとも笑わないアナタの姿が刷り込まれてるので、スマイルにいちいち反応しちゃうんだよね。
ラフマニノフピアノ協奏曲第2番。
遠く、静かにピアノが鳴り始めました。
そうなんですよ、ちょーっと音が遠いんですよ。
会場でかいし、ピアノの屋根はあっちむいて開いてるし。
コブリンからは決して遠くなかったんですが。
もう少しダイレクトにピアノの音が聞こえる方がベターでしたが、首をひん曲げて(右45度ぐらいにピアノがある)ピアニストを凝視し続けたら、どんどん音が耳に入ってくるようになりました。
コブリンの動きは実によく観察できました。
すっと伸びた背中。
しなやかに、舞うように広がる腕。
演奏中の顔は一切見えなかったけれども、どんな表情で弾いているのか、手に取るようにわかりました。
マニアなんで。
ソウルという異国の地で、コブリンの背中を見ながら、みえない表情をみているというこの状況。
浜コンで出会って以来、自分とコブリンの間に積み重なったもの、もちろんファンとしての一方的なものだけれども、それは決して小さくなく、確かに存在しているのだと実感され、なんとも言えない気持ちになりました。
よく凝った解釈を開陳なさる昆布先生、ラフマニノフについても「あそこがいつもヘン!」といった意見を聞いたことがありますけれど、彼のラフマニノフでハズレを引いたと思ったことがないんですよ。
パガニーニラプソディの有名な第18変奏、あれを弾いている彼をみたことありますか?
ドップリのウットリですよ(笑)
このPコン2番もご存知のとおりドップリのウットリがてんこ盛りですんで、もぉぉ、たまりませんでした。
クールかつロマンチック。
そのブレンド具合が絶妙なんザンスよ。
彼のラフマニノフはとってつけた感が全然なくて、自然に湧き出てきたもののように感じるのは私だけじゃありますまい。
ひとつひとつの音にこめた思いを、これまたコブリンの背中と腕は饒舌に語るのでございます。
ピアニストの後ろ側って実はいい席かもしれない。
妄想全開、顔が見えるとき以上に絆(笑)を感じてしまった夜でありました。
今回、私を除く同行者4人のうち、コブリン3回目という人が実は2人もいました。
2回目という人も1人。
「な~んか雰囲気が柔らかくなったね」
「ピアノ上手くなったんじゃない?」
「見せかたも上手くなった気がする」
でしょ~?でしょ~?でしょ~?
プログラムの裏表紙はこんなでした。
韓国で絶賛放送中?いずれ日本上陸か?






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